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2010年2月18日木曜日

元旦の想い 【目標の大切さ】そして・・・

勤行を終え、いざ山に!! まずは峠越えからはじまるのですが、懐中電灯をつけ上に上に、、、。しかし、これがキツイ。団体で登るので迷惑がかからないようにと思うのですが、いきなりの頓挫。自分でもなぜここで?うそだろう?と、思うのですが、現実です。暗闇の中をただ一人ひたすら上に、、、。なんども立ち止まり、いろんなことを考え、『上まで行ったら帰ろう。先に帰って風呂に入ろう。誰にもわからないよ。』人の中にある、「善悪」「苦楽」が一気に出てきて、自分をなぐさめるかのように、、、。人とは限りなくよわいものである

なんとか【目標】の古道に到着し、また歩き始める。ふと歩きながら、『なぜ今、自分はここにいるのだろう?何のために?誰のために?』一人できた意味。『三日間山を歩く為に来た』そう、それが【目標】だった。『逃げて帰ったところで何にもならない。一年前に決めたことを意図も簡単にあきらめていいのか、、、。だめだだめだ、逃げちゃだめだ。』そんなことを考えながら、二箇所しかない水の補給場の最初の場所に到着。(あとあとこの事が最大のネックになるのだが、、、)その日は300mlのペットボトル。軽く水分を補給し、半周の目印の場所まではと、【目標】を持ち出発。

円座石を過ぎ小口をめざし、渇いたのどを潤し【目標】の二箇所目の水の補給場に到着。このとき、引き帰すことなど微塵も思っていなかった。やけにのどが渇くのが気がかりだが、後半の半周に向け歩き出す。前半の上りとは違い、細い獣道にちかい。息があがり,こまめに水分をとりながらようやく平坦な道にたどり着く。この時ほとんど水がない状態で、気温2度~3度の中、脈は100近く口の中が異常に渇いていた。それでも、「うさぎとかめ」だと言い聞かせ、つぎの【目標】である『法螺堂々』をめざし歩き出す。この時ふと、10年以上前に手術したときに言われた、『水分はこまめにとるように』と言われた主治医の言葉が頭をよぎった。私は大腸の3分の2がないのてある。水分を補給する部分がない。普通の生活では何の支障もないのだが、、、、。後に、人は真に経験しないとその意味を理解できないのではと、気づいた、、、。

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